平成22年3月12日~3月21日まで、スウェーデンの作業療法士である河本佳子先生のご協力で卒業生4名が海外研修に行ってきました。
訪ねた施設は、マルメ大学病院付属ハビリテーリングセンター、補助器具センター、統合保育園、特別学校、高齢者福祉施設6箇所と非常に多くの施設を見学できました。

・日程
3月12日(金) 出発(関西空港発)
3月13日(土) コペンハーゲン観光
3月14日(日) マルメ観光
3月15日(月)~3月19日(金) 実習
・スウェーデンでの文化は非常に興味深いものでした。バスは低床型で、足に障害を持っている方も上がりやすいです。ブロックで舗装された道には白いペンキで塗られた斑点があり、目が見えない人の目印となっています。日常に福祉の考えが浸透していることが実感されました。
・高齢者施設では、利用者も職員も守られるように配慮されていました。対象者の移動や移乗はリフトを使用します。これによって職員が腰痛になりにくくなっています部屋では、利用者の慣れ親しんだ家具や写真が置いてあり、ソファーに利用者がゆったりと腰掛けていました。
また、発達障害領域の施設では、作業療法士も子どもたちも楽しむことを第一にされています。身近な物品を工夫して作業療法に使用しているところを見て、作業療法には観察力と想像力が必要だと言うことを実感しました。

今回、スウェーデンへの研修は、多くのことを学ぶ機会となりました。以下に、学生が特に学んだと思ったことを載せたいと思います。
Aさん:
海外研修に参加して、色々な点で日本との違いを感じることが出来ました。印象的だったのは、医療従事者が職場環境やサービス向上のため、政治にも積極的に働きかけていることです。
仕事をしていく上でも同じだとおもいました。上司が、国が、と誰かが良くしてくれると考えるのではなく、当事者意識を持って積極的に働きかけたいと思っています。
Bさん:
人は障がいを持っていても、自分でやりたいことが出来れば障害者ではない、ということ。
Cさん:
研修で学んだことは、スタッフが、安全で健康に長く働けるように、補助器具の使用や休養を取ることなど、権利が守られていること。また、一人ひとりが発言し、自己主張しつつ議論することによって、より良い環境が作り上げられているということです。
これらの他にも、いろいろなことをそれぞれ学びました。研修で学んだことを日本でも生かしていけるように、努力していきたいと思っております。
最後に、今回の海外研修にあたり、ご助言、ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。