作業療法学科 BLOG

作業療法士 辰己貴之先生の講義を聞いて(前編)

卒業生の辰己貴之先生が、「患者学」の講義をしてくださいました。

先生は卒業後13年間、病院や地域で仕事をされていましたが3年前病に倒れ、1年半の入院生活を経験されました。初めの3日間は意識不明の状態でその後も混濁した状態が続きましたが、友人の「辰っんそろそろ起きや」の声かけから奇跡的に意識を取り戻しました。しかし視力は戻らず、退院後も現在まで1年半の間自宅療養をしながらリハビリを継続されています。

その経験から、「患者の回復を信じること」「あきらめずに患者を理解すること」「人と人とのつながり」「命の大切さ」についてお話をされました。

入院生活では、意識がなく長期間ベッドで寝たままだったそうです。その期間にも、作業療法士(OT)・理学療法士(PT)は毎日全身の関節を動かし、体が硬くなることを防いでいたそうです。回復が見込めないと判断された時期であっても、リハビリテーションを継続することは「患者の回復を信じること」だと辰己先生はお話しされました。

「自由に動かすことのできる関節があるので、今日も公共交通機関を使って学校に来ることができました。私には自由に動かすことのできる関節が必要です。もし、入院しているときに作業療法士・理学療法士が治療をあきらめていたら関節はかたまり、『いつか、歩くことや自由に動くことができる』ことは叶いませんでした。そして作業療法士、理学療法士が私の回復を信じていなかったら現在の私はありませんでした。」

人の可能性は、誰にでもあります。しかし、その可能性を実現するためには「患者の回復を信じること」がリハビリテーションでは重要であることを学ぶことができました。

後編では学生の感想とともにこちらの講義をより詳しくご紹介したいと思います。

辰己先生
辰己先生ありがとうございました。

作業療法学科教員 島本

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