作業療法学科 BLOG

作業療法の実習ってしんどいですか?

 

ブログ4.

作業療法士の学校に進むかどうか悩む学生さんから、こんな質問をよく受けます。

「作業療法の実習ってしんどいですか?」

教員である私は、いつもこう答えています。

 

しんどくないですとは言いません

と返答しています。

 

学校では、どうしても教科書に書かれていることが中心になります。
疾患のことを学んでも、症例について話し合っても、どこか遠くにいる人と思いがちです。

 

実習では、障害を抱えて困っている人を目の当たりにします。
「〜ができなくなってしまってね」
なんて言われると、なんとかしてあげたいと思うのが人情というものです。

そんな状況になってようやく教科書に書かれていた事と、目の前にいる方の症状が結びつき、
学校で学んだことはこういう事か!と理解できます。
そして、“作業療法士として何ができるのか”を自分事としてとらえられるようになるのです。

 

——— 当校での対応 ——————————

学生さんが実習に行ってしまったら、
実習地の先生にすべてお任せではありません。

当校では、学生さんに週一回の報告をしてもらっており、
そこで実習での悩みや、質問に返答しています。

事前には学生の特徴を伝え、実習が始まったら電話で連絡を取り合っています。
そして原則として教員が実習地を訪問し、臨床現場での生の声を聞くようにしています。

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今日は実習訪問の日で、とある病院に向かってる最中に、この記事を書いています。

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学生さんからの実習報告では、実習できることへの感謝がつづられていました。
だから、いい実習ができていると想像できますが、実際はどうでしょう?

 

生き生きとした顔で実習しているといいな…

 

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病院の送迎バスが来るまで時間があったので、隣にある素敵なビルに入りました。
サボっている訳ではありません。移動中も仕事をしていましたから…
(#言えば言うほど言い訳に聞こえる)

 

作業療法学科教員:石川 大

 

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