2023/10/10

【厳選】医療・福祉のお仕事を目指す方必見!おすすめ本・マンガ5選!

現役理学療法士が厳選!リハビリテーション技師、理学療法士などの医療・福祉のお仕事を目指す人におすすめの本ランキングベスト5!(マンガ含む)

突然ですが本は好きですか?本は大好き、いつも読んでいるという方から、ほとんど読まないという方もおられるかもしれません。
世の中にはたくさんの本があって、面白くて役に立つ本からそうでないものもあります。もし読むとしたら出来れば自分にとって面白くて役に立つ本を読みたいですよね!
この記事ではリハビリテーション技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの療法士や、看護師や介護福祉士などになりたい方におすすめの本を、現役の理学療法士で理学療法士の専門学校で教員をしている筆者が、数ある中から厳選してご紹介します。

素晴らしい本との出会いは人生を変えることだってあります。みなさまに素晴らしい出会いがあることを祈りつつ、ベスト5をご紹介しましょう!


この記事の内容
1.医療・福祉のお仕事を目指す方におすすめの本の紹介
2.1位~5位紹介
3.あとがき


【1位】リアル

1位は「スラムダンク」「バカボンド」などの名作を多数執筆の井上雄彦さんが、障害や車椅子バスケットボールなどをテーマに若者の人生模様を描く「リアル」です。
作中にはリハビリテーションセンター、略して「リハセン」で働くドクター、看護師、理学療法士が登場したり、床からベッドに移動するための訓練や脊髄損傷患者さんの体位変換などが、まさに「リアル」に描かれ、職業イメージを持つにもピッタリです。
加えてこの漫画をおすすめしたい理由は、物語としての感動です。
私が大好きな「シラトリ」は何度読んでも泣いてしまいます。(ネタバレ防止のために多くは書きませんが)医療・福祉を目指す人はもちろん、どなたにもお勧めできる傑作マンガです。


【2位】受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法

2位は脳科学者の池谷裕二さん著「受験脳の作り方」です。
池谷裕二さんは脳科学者です。その知見を様々な切り口で分かりやすく解説する良著を多数執筆されています。最近はテレビにも出演されていますね。
本書は医療・福祉の専門家を目指すみなさまの入試や日々の勉強、国家試験などの受験対策に素晴らしいヒントを与えてくれる本です。
例えば、脳は覚えることよりも「覚えない」ことを得意としているそうです。ですから忘れるのは当然のことなので、だからこそ勉強は「復習」に主眼を置くべきである、というようなことが具体例を交えて書かれています。
また、リハビリテーションの専門家を目指せば、脳についても勉強することになります。本書は脳自体を知る勉強にもなりながら、日々の学習のヒントになるまさに「一石二鳥」の本です。


【3位】はたらく細胞

3位は清水茜さんの「はたらく細胞」です。
勉強になる漫画として多くのメディアで紹介される「はたらく細胞」はマンガだけでなくアニメや韓国ドラマも制作されています。
身体の働きを学ぶ学問には「生理学」、病気については「病理学」などがありますが、本書はとっつきにくいこれらの勉強の導入にピッタリです。
医療・福祉の仕事を目指して既に勉強している人にも、これから目指そうと考えている学生さんや、身体に興味のある小学生にも読んでいただける漫画です。
ユーモラスなキャラクターが身体の中の様々な働きをコミカルに描かれていまが内容は実に専門的であったりします。
このマンガを読むと「遊走(ゆうそう)」という実に専門的な用語を、親しみをもって日常で口にできるようになります。


【4位】20代にしておきたい17のこと

4位は本田健さんの「20代にしておきたい17のこと」です。
本田健さんはお金に関する著書が多く、いわゆる自己啓発といわれるジャンルの作品が多い作家さんです。
本書を4位にあげた理由は、医療・福祉の業界を含め、どんな業界を目指していても必ず向き合うことになるであろう人生のテーマに関して、シンプルなアドバイスが光る良著だからです。
「20代にしておきたいこと」は、今現在20代の人にははっきりわからないことが多いものです。
歳を重ねて「あのときこうしておけばよかったな」という経験からわかることが多いのですが、本書は多数の成功者へのインタビューから導きだされた「しておきたいこと」がまとめられています。
どんな仕事についても「後悔のない人生にしたい」と望む人に読んでいただきたい本です。
ちなみに「30代」「40代」と他の年代について書かれたシリーズもあります。


【5位】壊れた脳 生存する知

著者の山田規畝子さんは医師で、脳の血管が出血して、脳の機能を失ってしまう「脳出血」を3度経験し「高次脳機能障害」と呼ばれる脳の障害を持つこととなります。
靴のつま先とかかとを逆に履こうとする。
食事中、持っていた皿をスープ皿の中に置いてしまう…当たり前に出来ていたことが出来なくなってしまった「壊れた脳」。
そのことを医師であった自分が、その不思議な症状を見つめる「生存する知」。
摩訶不思議なその症状と患者としての葛藤を記録した本書は、理学療法士などの医療・福祉のお仕事を目指すみなさまにとって患者さんの気持ちを知り、病気のことを知ることが出来る本になるでしょう。


あとがき

いかがだったでしょうか?
現役の理学療法士である筆者が、医療・福祉のお仕事を目指す人に役立つ本を厳選して紹介しました。
良い本との出会いは幸せな生活に導いてくれます。また悩んだときには友人に相談すること、そして本屋に行くこと、なんて言葉もあります。
ぜひ本屋さんに足を運んでみてください!

この記事を書いた人

関西学研医療福祉学院 理学療法学科 専任教員
長坂 俊昌
理学療法士とはリハビリテーションの専門家です。国家資格で病院などの医療施設からスポーツの現場まで幅広く活躍できる専門家です。
関西学研医療福祉学院は奈良と京都の県境、高の原にある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・介護福祉士の専門学校で近鉄高の原駅徒歩3分にあります。

——————————————————–

★奈良県奈良市の医療・福祉系専門学校★
学校法人青丹学園 関西学研医療福祉学院
・介護福祉学科
・作業療法学科
・理学療法学科
・看護学科
・言語聴覚学科

奈良県奈良市右京1丁目1番5
(近鉄京都線「高の原」駅より徒歩すぐ)
公式LINE(1対1トーク受付中)
TEL:0742-72-0600 FAX:0742-72-0635
URL:https://www.seitan.ac.jp/

——————————————————–