関西は梅雨入りしジメジメと蒸し暑くなってきていますが、体調などは崩されていないでしょうか?
新型コロナも5類へと移行され、日常生活も少しずつ変化しているのではないでしょうか?
さて、今回は1年生の授業「リハビリテーション概論Ⅰ」の中で、2020年度の指定規則より教育上必要な機器として必要となった、住友理工株式会社のSRソフトビジョン(体圧分布センサー(体圧測定器))を紹介します
この機器は、座っているときのお尻への圧や寝転んでいるときに体にかかっている圧がポジショニング(良い姿勢にしたりすること)によりどのように変化するのか、その効果を目視で確認することができます
褥瘡(じょくそう=床ずれ)のリスクの把握に繋がる体圧状態の測定やスタッフの教育、また患者さまへの説明のツールとしても利用したりします。
※床ずれとは骨が出っ張っている部分の血液の流れが悪くなることによって皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。 専門用語では褥瘡(じょくそう)といいます。
私が病院で働いているときにこの機器があればよかったのになあと思います・・・
というのも、私は病院内の褥瘡(じょくそう)委員会のメンバーでもあったので、ポジショニングをした際に除圧がきっちりとできているかなどの確認を視覚的にしたかったからです
コロナが5類になったことにより、授業で機器を使う機会を増やすことができるようになりました。
この体圧測定器も今回の授業で初めて使用できました(今までは画像で紹介のみでした…)。
初めて使用することを伝えたとき、学生たちは「おぉーーー」と盛り上がっておりました(笑)
視覚的に圧がたくさんかかっている部位は真っ赤に映し出されていることが確認できました。
▼あおむけで寝ころんでいるとき
▼座っているとき:真っ赤なところがお尻の骨(坐骨)のところです
あらためて褥瘡(じょくそう)を予防または進行を防いでいくことが大切であると気づいてくれたことと思います。
教員のあさかわでした