大阪・インテックス大阪で開催された総合福祉展「バリアフリー2025」に行ってきました。
一年生は、授業が始まってから2週間しか経っていないので、医療に関する知識は乏しいです。
しかし、その分素直な気持ちで、さまざまなことを吸収してもらいたいというのが狙いです。
学生たちは6つのグループに分かれ、「起居動作」「入浴」「移動」「更衣・排泄」「食事」「コミュニケーション」
のテーマに沿って、福祉機器の活用方法について調査し、報告するという課題に取り組みました。
課題のために真剣に取り組むだけでなく、実際に体験しながら学ぼうという姿勢が見られ、
非常に頼もしく感じました。
最後に、学生から寄せられた感想をいくつか紹介します。
●沢山の展示があり、興味が出るものがありすぎて、解散後も見て回りました。
食事で使う自助具など、対象の人の声を聞き試行錯誤して作られていて驚きの連続でした。
とても楽しかったです。
●色々な機械を見れて良かった。どの人にはどれが合うかとか、機械のメリット、
患者さまにはこうしないといけないなど、機械だけでなく患者さまに対しての接し方なども
勉強できた。
●リフトを使っていかに楽に入浴や移乗ができているのかなどを中心に見学し、
実際にリフトで運んで貰う体験をしました。
患者さまとサポートする人がお互いに楽で苦痛なく動けるかなど、たくさんの知恵や技術を実感できて、
とても面白く刺激を貰えました。
●今日のバリアフリー展で1番感じたことは、便利な福祉用具に頼るだけではなくて、
実際に使用する本人の意思の尊重もとても大切だということです。
特に作業療法士の立場から考えると、とても重要なことであると感じました。
例をあげるとオムツ交換に関してです。いきなりオムツにするのではなくて、
段階を踏んでシートから使用してみるとか、
今までできていた事が電動用具など便利な道具に全てを頼ってしまうと、
1人でできることがどんどん少なくなっていくこともあると感じました。
色々な福祉用具を見ることができた中で、その道具を使用することで活動の幅を広げることもでき、
反対に狭めてしまう可能性もあることが勉強になりました。
来週は、ここで学んできたことの発表があります。どんな発表になるか楽しみです。
作業療法学科教員 石川 大
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