🙋作業療法学科を目指した理由ときっかけを教えてください。
私の家庭が医療系の仕事をしている人が多くて、ずっと医療職に興味がありました。さまざまな医療職を調べてるうちに、患者さまの“その人らしさ”を大切に、今までの仕事、趣味、生活歴などからリハビリを提案し、現状より生活しやすくなるようなサポートを行う作業療法士という職業を知りました。この仕事は患者さまと向き合い、精神的な支えになれるのではないかと考えたので、目指したいと強く思いました。
看護師の母に作業療法士について尋ねたところ、「リハビリをすることで患者さまは体が楽になるし今までの生活を大切にした治療を行ってくれるためリハビリを心待ちにしている人が多い」と聞き、さらに目指したいと思いました。

🙋好きな講義名とその理由を教えてください。
運動学です。友だち同士で治療の練習をするため、作業療法士の仕事がイメージしやすいからです。

🙋勉強で分からないことがあった時はどのように克服していますか？
友だち同士で教え合ったり、先生に質問します。どんな質問でも、時間を作ってくれて優しく丁寧に教えてくれます

🙋学生生活はいかがですか？また、青丹学園（クラス）の雰囲気を教えてください。
高校ではかかわることのなかった様々な年齢の方がいて、初めは緊張しましたが、すぐに打ち解け、今ではすごく心強いです。クラスの雰囲気はとてもにぎやかで、ひとつの目標に向かって協力しながら、毎日楽しんで勉強しています。

🙋入学してから感じる、青丹学園の一番の魅力を教えて下さい。
授業でもイベントでも、他学科との交流が多いところです。他職種のことを学べるし、友だちができるので魅力だと思います。

🙋実習について、今までの実習ではどんなことをしましたか？ また、実習で印象に残っていることを教えてください。
実習では患者さまとコミュニケーションを取ったり、検査・調理訓練・可動域訓練・リラクゼーションなどをしました。
印象に残っていることは、調理訓練です。以前はパンの先生をしていましたが、障がいにより辞めてしまった患者さまがいました。そこで、作業療法士の先生方がなんとか元気を取り戻してもらおうと、それぞれオーブンやパン生地を作る機械などを持ち寄って、患者さまに先生をお願いし、サポートしながらパン教室を開いていました。
その場面を見学させていただいて、だんだん患者さまの笑顔が増えていく様子や、活動的になっていくところをみて、作業療法士という仕事はこれから生きていく活力を生み出す素敵な仕事だなと改めて思いました。

🙋実習で身についたことや得たこと、成長したと感じることはどのようなことですか？
実習で得たことは、その人の価値観を大切にすることです。
自分では何気ない動作でも、その人にとっては何よりも大切なことかもしれないので、自分の価値観に縛られることなく、その人の価値観を大切にすることを意識しています。
成長したと感じることは、コミュニケーションを学ぶ姿勢です。今までコミュニケーションについて意識したことはなかったのですが、実習で実際に作業療法士の方の患者さまとのコミュニケーションを見学すると、その人に寄り添い、共感しながら治療に必要な情報も聞き出していて、普段何気なく行っているコミュニケーションでも治療に必要なことを聞き出すためには技術が必要だと気がつきました。

🙋将来はどんな作業療法士になりたいですか？
“その人らしさ”を大切に、その方が過ごされたこれまでの人生を尊重できるような作業療法士になりたいと思っています。

🙋青丹学園に入学を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。
3年制なので最短で働くことができ、臨床で経験を多く積めることが良いと思います。
また、1クラスのため、先生や友だちと仲良くなれるので、みんなで協力して学校生活を楽しめると思います！