【作業療法学科】作業療法のプロが教える「ADL支援」の極意🪄
高校生の皆さん、こんにちは!関西学研医療福祉学院 作業療法学科です。
今日は、授業で行っている「ADL(日常生活活動)支援」の基礎について、少しだけご紹介します。
作業療法士は、病気やけがをした人が“その人らしい生活”を取り戻せるように支援するリハビリの専門職。
ADL支援は、その中でもとても大切な技術なんです✨

1.「ただの手順」は卒業!大切なのは“臨床的な支援の視点”
ADL支援とは、「ベッドから起き上がる」「車椅子に乗り換える」など、毎日の生活に欠かせない動作をサポートすること。
でも、作業療法士の仕事は、決まった手順をそのまま真似することではありません。
👀 まず大切なのは“分析する視点”
授業では、まず「患者さんの状態を分析する視点」を学びます。
× やってはいけない思考
・動画の動きをそのままコピーする
・手順だけを追う
○ プロの思考
・なぜこの人はふらつくのか?
・どこに危険があるか?
・どうすれば安全に動けるか?
🔍 プロの視点とは?
「正しく動けるか」を試すのではなく、
“目の前の人の安全を守るために、何を観察し、どう判断するか”が大切です。
2.「ミッション」を把握する:相手を深く知ることから始まる
リハビリを始める前に、まずは患者さんの状態を詳しく分析します。
例えば、左側に麻痺があり、さらに左側の空間に気づきにくい「半側空間無視」がある場合、作業療法士は次のようなポイントに注目します。
アラート(注意点): 麻痺側の腕を巻き込んで痛めてしまわないか?
エンパワー(強み): 麻痺していない側の力をどう活かせるか?
「できないこと」だけを見るのではなく、
“今ある能力をどう引き出すか”を考えるのが、作業療法士のワクワクするポイントです✨
3.科学的な動きでサポート:車椅子移乗のテクニック
実際に車椅子へ移る場面では、生体工学(バイオメカニクス)の知識も使います。
例えば——
- 車椅子を置く角度は20〜30度がベスト
- 立ち上がる時は「おじぎ」をしてもらうと重心が移動しやすい
「よっこらしょ」と力任せに持ち上げるのではなく、
体の仕組みを理解して、最小限の力で安全に誘導する。
これこそが、作業療法士の技術の見せ所です🪄
4. 言葉で伝える「プロの報告」
リハビリが終わった後、自分の行った介助を論理的に説明することも大切なスキル。
「なんとなく助けました」ではなく、
リスク(状態)+ 行動(介助内容)+ 介助量
この“数式”のような組み合わせで報告する練習をしています。
知識・技術・そして「考える力」をバランスよく学ぶのが、本学科の特徴です。
学生の様子
実技の授業では、座学よりも積極的な学生たち。
「やってみたい!」という気持ちが前に出て、生き生きと学ぶ姿が印象的でした🌟
担当教員コメント
最後に、森木先生からのメッセージです。
「作業療法は、人の“生活”を支えるクリエイティブな仕事です。
誰かの“やりたい”を叶えるために、科学の目と優しい心を持って関わる——。
そんなプロの世界を、あなたも一緒に覗いてみませんか?」
オープンキャンパスで、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています✨
